アナベル・ガトー (Anavel Gato)

宇宙世紀0058年、サイド3に生まれる。

一年戦争時、ドズル・ザビ中将麾下の宇宙攻撃軍に所属。
ソロモン海戦では、302哨戒中隊中隊長としてMS-09Rリックドムを駆り
ドロス級大型空母ドロワを擁する撤退艦隊の殿を務めた。
その鬼神のような戦いぶりからソロモンの悪夢の異名を取る。

ア・バオア・クー攻防戦では、MS-14ゲルググ(MS-14AもしくはYMS-14)に搭乗。
生き恥を晒すつもりはなく、戦場で散る覚悟だったが
被弾したゲルググの修理のために着艦したグワジン級大型戦艦グワデンで
エギーユ・デラーズ大佐に説得され、その命を預けることとなった。

だがグラナダ撤退戦で、撤収時間を超えて援護を続けた為、グワデンに戻れず
盟友ケリィ・レズナーとフォン・ブラウン市に身を潜める。

モビルスーツ撃墜数は80機前後。戦艦及び巡洋艦撃墜数は6隻以上。
195cmの長身、筋肉質、鋭い眼光を持った美丈夫である。
終戦時の階級は大尉。パーソナルカラーは青と緑のツートン。

宇宙世紀0083年10月13日、
ジオン再興のためデラーズ・フリートの一員として星の屑作戦を開始。
ガンダム2号機強奪のため、オーストラリア・トリントン基地に潜入する。
その際、連邦軍士官コウ・ウラキ少尉に出会い
以降二人の間には数々の戦いが繰り返された。

同年11月13日、AMX-002ノイエ・ジールで連邦軍のサラミスに特攻。
武人としての誇りと共に、激しい人生を終えた(享年25歳)。

(機動戦士ガンダム公式百科事典等より)
Nightmare of Solomon










アナベル・ガトー (Anavel Gato)

宇宙世紀0058年8月15日、サイド3に生まれる。
独立宣言のその年に、そして公国宣言の日に、生を受けたことが
後の彼の人生を決定づけてはいないだろうか。

祖父が国防隊設立前からの生粋の武人である一方
父親は学者でジオン・ダイクンの若きブレーンの一人でもあった。
母親は彼が5歳の時に病死。銀色の美しい髪をしていたという。

0068年、ジオン・ダイクンの死と共に襲った粛清の嵐の中で父親が事故死。
祖父の元に引き取られる。
ダイクン派の息子のせいで閑職に回された祖父とは家族的な交流は少なかったが
礼儀作法や勉学は厳しく仕込まれたようである。

士官学校を主席で卒業し、いくぶん祖父の心も慰められたが
孫の活躍を知ることもなく逝去。
以降、アナベル・ガトーは天蓋孤独の身となる。

教導機動大隊を経てドズル・ザビ中将麾下の宇宙攻撃軍に所属。
ソロモン海戦では、当初MS-09Rリックドムで出撃。
連邦軍ソーラーシステムの直撃を辛うじて避けるが
ケリィ・レズナーの乗ったMA-05ビグロは大破。ケリィは左腕を失った。
ドロワに帰艦したガトーの元にドズル中将から
新型モビルスーツと、遺言ともとれるメッセージが届けられていた。
「貴様なら姉貴の使うシャアなどよりも結果を形に出来る男だと信じている」
ガトーはその信頼に応えるように、MS-14Hゲルググを駆り
試作型ビームライフルで戦艦3隻に巡洋艦5隻を沈め
ソロモンの悪夢の戦いぶりを見せつけた。

MSの撃墜数は200以上との噂もあるが
ジオン軍の正式カウントでは100機以上。真のエースパイロットである。

頭髪は銀色、目は紫、肌は白く、旧北欧系。
宇宙攻撃軍の美男子コンテストで一位になったこともあるが
受賞は本人が辞退した。

彼のとってのジオンとは、ザビ家ではなくスペースノイドそのものであったのだろう。

(私設定です/笑)





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